ARK社という会社をご存知でしょうか。ARK社は破壊的イノベーションへの投資に特化した投資会社です。なんといってもパフォーマンスが良いのが有名です。

ARK社CEOのキャシーウッドさん。ARKの前は、AllianceBernsteinで50億ドルの運用資産と優れた長期投資収益を実現しました。
ARKKとVOOの比較
それでは、ARK社の、ベースとなる投資商品である、ARKKと、S&P500ETF(VOO)を比べてみます。

5年間のチャートです。VOOと比べて、ARKKのパフォーマンスが、圧倒的であることがわかります。
VOO | ARKK | |
5年トータル リターン | 17.90% | 59.30% |
直近配当額 | 1.3829 | 1.62774 |
資産総額 | 195.024(十億 USD) | 25.736(十億 USD) |
経費率 | 0.03% | 0.75% |
経費は、少し高いですが、リターンを比べれば安いです。また、資産総額はVOOに比べれば少ないですが、現在、資産流入をが続いているようです。
高いパフォーマンスを実現する破壊的イノベーションとは
高いパフォーマンスの秘密、破壊的イノベーションとは何なのでしょうか。現在ARK社では下記分野に狙いをさだめているようです。
自律型技術とロボット工学
自律移動、電気自動車、ロボット工学と自動化、3D印刷、宇宙探査。
ゲノム革命
DNAシーケンシング技術、遺伝子編集、CRISPR、治療法、農業生物学、および分子診断。
次世代インターネット
人工知能、ディープラーニング、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティ、ブロックチェーンテクノロジー。
Fintechイノベーション
モバイル決済、デジタルウォレット、ピアツーピア融資、ブロックチェーンテクノロジー、金融リスクの変革など、フィンテックのイノベーション。
宇宙探査
再利用可能なロケット、衛星、ドローン、その他の軌道および準軌道航空機などの宇宙関連ビジネスに関与する企業。
サービスとしてのモビリティ
自動運転車、電気自動車、自律型ライドシェアリングプラットフォーム、空中ドローンに携わる企業。
3Dプリント
3D印刷のハードウェア、ソフトウェア、測定、材料など、3D印刷エコシステムの企業。
イスラエルのイノベーション
ヘルスケア、製造、通信、情報技術の革新の最前線にいるイスラエル企業
暗号通貨
オープンソースネットワークによって管理される暗号通貨が、価値を保存および転送するための金融システムおよびメカニズムの新しいパラダイムを可能にしていると考えている。
ETF ラインナップ
アクティブ イノベーションETF
ティッカー | 特徴 | 1年トータルリターン |
ARKK | ARKのイノベーションベースの基礎投資 | 173.63% |
ARKQ | 自動運転車、エネルギー貯蔵、ロボット工学と自動化、3D印刷、宇宙探査の投資 | 132.43% |
ARKW | 人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティ、ブロックチェーンテクノロジーなどの「次世代インターネット」の投資 | 168.95% |
ARKG | CRISPR、遺伝子編集、治療法、農業生物学、ヘルスケアの革新への投資 | 216.39% |
ARKF | モバイル決済、デジタルウォレット、ピアツーピアレンディング、ブロックチェーンテクノロジー、リスク変革などのフィンテックイノベーションへの投資 | 121.91% |
インデックス イノベーションETF
ティッカー | 特徴 | 1年トータルリターン |
PRNT | 3Dプリンティング業界に関与する企業への投資 | 98.07% |
IZRL | イスラエルが革新的な製品とサービスの開発における世界的リーダーであると信じており、ヘルスケア、ライフサイエンス、製造、電気通信などイスラエル企業への投資 | 48.12% |
購入について
購入については、手数料が高かったり、日本の主要ネット銀行での取り扱いがなかったりで、簡単にはいかないようです。
詳細は下記noteに詳しく記載されています。
まとめ
ARK社のETFはかなり、パフォーマンスが良いことがわかりました。しかし、購入は簡単ではないようです。
このため、私は、しばらくは、ARK社の投資戦略をウェブサイトで勉強して自分なりに投資に生かしていこうと思います。