三菱グループの創業者、岩崎弥太郎が巨万の富を得た方法をご存知でしょうか。

暴落する藩札で儲ける
それは、幕末から明治に時代が変わる中、藩を廃止し県を置く”廃藩置県”を行っ
た時のことです。弥太郎は新政府発行のお札で、暴落し紙くず同様に見られてい
た藩札を大量に安く買い占めました。当時、世間では弥太郎の行動を理解できな
かったでしょう。紙くずを買い占めるようなものですからね。
しかし、実は弥太郎は、新政府が藩札を額面に近い額で買い上げる予定である
事を知っていたのです。これにより弥太郎は後に莫大な利益を手に入れることに
なりました。また銀行王(後のみずほ銀行)となった安田善次郎も同様の方法で
巨利を得たそうです。
コロナ渦の各国の債務膨張

一方、現代の私達の時代に目を向けてみると、コロナによる財政出動のため、
各国が紙幣を刷りまくり、債務は膨張し続けています。
そろそろ、債務も限界にきて、現在の金融システムもリセットされるのでは
ないかという噂が後を絶ちません。
お金の量が増え続け、今の紙幣は紙くずになってしまうのではないか。。。
廃藩置県の藩札が思い出されます。。。
コロナ渦の資産防衛
紙幣の量が増えれば、相対的に物の価値は上がります。
こんな時は、「金、銀、土地」等の実物資産を持つのが良いと言われるのは
定石です。
しかし、私は、廃藩置県のことを忘れてはいけないと思うのです。
皆が、紙くずと笑った藩札で、巨万の富を得て、後に日本経済のみならず世界
経済にも大きな影響を及ぼすことになった岩崎弥太郎と安田善次郎のことを!
現金を紙くずになると早計するのは危険です。
また将来、何が価値をもつかを予測するのは難しいことです。
資産防衛は、現金、金、銀、土地、株等 できるだけ多様化して考
えることが大切であると思うのです。